秋の軽井沢

今年も、秋の軽井沢に行ってきました。紅葉はすっかり終わりに近づいており、景色はすっかり冬支度でしたが、 2023年9月25日に国の重要文化財に指定された、ペイネ美術館を見学できました。11月23日まで、重要文化財に指定されたことを記念した展覧会「アントニン・レーモンド夏の家展」が同建物内で開催中だったので、 ギリギリセーフで見学に間に合いました。 ペイネ美術館の建物は日本の近代建築に多大な影響をもたらした、アントニン・レーモンドの作品「夏の家」。もともとレーモンド自身が夏の間を過ごす別荘兼事務所として1933年に手掛けたもので、 コルビジェが発表した建築原案を日本の木造建築の高い技術によって具現化した家とのこと。西洋建築様式と日本の伝統的木造技術の融合そして、木造モダニズムの嚆矢を感じる事ができました。 そして、建築家・吉村順三、前川國男など選ばれた所員だけが設計作業を行っていた作業室も見学することができました。 十分に歴史と建築家たちの想いを感じることができ、 今後の設計に活かして行きたいです。

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