南高田公民館新築工事「みんなのい場所」いよいよ、内外装とも仕上げ工事に入りました。
外壁の仕上げ材料は、木と左官です。隣接する伊勢社と、その周辺環境との調和をはかり、できるだけ自然素材を使用することで経年美化で
愛着が湧くよう、この先古くなることがあっても古びることがない、愛される建物になるよう願いを込めました。
木と左官の美しい手仕事。 左官で仕上げる事の少なくなってきた近年、職人さん達の技術と技は今後も残して行きたい。
建物のメンテナンスは必要ですが、何より、昔のように自然素材を使いひとつひとつ手作業で作り上げることで、建物も長持ちすると思います。
熟練された左官職人の無駄のない動き。脱帽です。
焼杉を外壁材として使うメリットは、なんと言っても耐久性が高いことだと思います。炭化した状態であれば、木材は菌類が繁殖するために必要な養分がない状態なので、優れた耐久性を発揮します。外壁が雨風にさらされないように、軒を深く出してあげるなどの設計上の配慮もしているのでより一層耐久性の高い外壁となります。
見た目もサイディングにはない、味わい深い風合い・佇まいになるという点も大きな魅力ですね。時間が経ってくると、表面の炭化層が少しずつ剥がれることがありますが、自然素材ならではの経年美化を楽しむことが出来、より愛着が湧く建物になるのではないかと思います。
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