安曇野さんぽ

安曇野ちひろ公園内に、北アルプスを背景にして、まるで風景の一部のように建っている安曇野ちひろ美術館! 北アルプスには雪があり、美術館周辺は日本の原風景が残っているどこか懐かしくなる長野県らしい場所でした。 建物は、建築家の内藤廣氏による設計で1997年の開館に続き、2001年に増築した新館が開館したとのこと。 25年前にできたとは思えない美しい「経年美化」 日本には、様々な無垢材の経年による「美化」がありますが、まさに年月を経て、味わいが深まり、色味も落ち着き、良い風合いが出ていました。 古来よりお寺や神社、古民家、お城などの木造建築による経年美化とはまた違う 美しい木造の小屋組でした。魅力は、内部空間だけでなく、家具にもあり、 もし安曇野ちひろ美術館に行かれたら、是非触って、座って、味わってもらいたいのが家具です。建築家、中村好文氏によるデザインによるものです。 住宅を中心に設計をされている、非常に人気のある建築家ですが、家具のデザインでも有名です。シンプルで愛らしいデザイン、肌触り、使い心地のよさ、それから、その家具に対する愛情が伝わってくるような、あたたかさがあります。 建築と家具のコンセプトがマッチされたとても居心地良い空間でした。
美術館へのアプローチも人と緑と一体化とした建築となっていて、公園の池や駐車場などの線がなく、周囲と共存するように自然なつながりとなっていました。
カラマツの梁が山形に組み合わされて、単純な繰り返しなのに、美しい。
家具デザインは中村好文氏によるもの。子供たちに一脚欲しくなりました。

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